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チュートリアル3:クリギング補間の連続実行機能の作成と非定常アニメーション

このチュートリアルでは、10個の時系列のcsvファイルに対して、クリギング補間を連続実行する機能をluaによるプログラミングで作り、 その実行結果を使って非定常アニメーションを作ります。

※注意:本チュートリアルは、体験版またはPROFFESIONAL版以上のVisualizer Proでのみ実行可能です。






時系列データの準備

このチュートリアルでは、上図のような5点についての10個の時系列計測データを使用します(データの書式は、通常データと同じです。こちらをご参照ください)。 ファイルはここからダウンロードできます。
ダウンロードしたchutoK3.zipを解凍し、Cドライブ直下にTESTというフォルダを作り、その中に、chutoK3フォルダコピーしてください(下図参照)。






luaによるプログラミング


  • 「Lua」ボタンの中の「Edit」をクリックして「FunctionSamples.lua」と「UserMain.lua」をご自分のPCで使用できるテキスト編集ソフトで開きます。 このチュートリアルでは、無料ソフトの「Visual Studio Code」を使用します。
  • FunctionSamples.luaの中の1番下にある「function FsTestDoKriging()」を全てコピーして、UserMain.luaの上部に貼り付けて関数名を「MyTestDoKriging」に変更します(下図参照)。








  • 「function UserMain()」の最後に、「MyTestDoKriging();」を貼り付けます。





【プログラムの解説】
  • プログラム内のローカル変数「local pathCSVs」は、テーブル変数で、クリギング補間したい入力データファイルのパスです。 対象のファイルを変更したい場合は、この部分を修正してください。
  • プログラム内のローカル変数「local pathSPHs」は、テーブル変数で出力ファイルのパスが格納されています。 名前を変更したい場合は、この部分を変更してください。 なお、このチュートリアルでは、計算結果を非定常メニューで取り扱うために、非定常計算用の命名規則に従ってファイル名を決めています。
  • ローカル変数「local nx = 20」、「local ny = 20」、「local nz = 1」はそれぞれX,Y,Z方向の格子分割数です。 このチュートリアルでは、小さい値を設定していますが、実際には、2次元の場合は「ny=50, ny=50, nz=1」、 3次元の場合は「nx =30, ny=30, nz =30」が目安値ですが必要な解像度に応じて変更してください。
  • 「local nCase = #pathCSVs;」から「end」までの行では、入力データファイルの数でループしながらクリギング補間を実行しています。 この部分については、変更する必要はありません。
  • 「function UserMain()」に貼り付けた、「MyTestDoKriging();」の意味は、関数UserMain()内で、関数MyTestDoKriging()を実行するという意味です。 なお、使用しなくなった場合は、行頭に「--」を書き込んでください。これでその行を無効にできます。

以上でプログラミングは終了です。クリギング補間を連続実行する機能(関数)ができました。

クリギング補間の連続実行


  • Luaボタンをクリックすると先ほど作成した関数が実行され、フォルダの中に結果ファイル(A0.sphi-A9.sphi)が出力されます(下図参照)。

 

非定常アニメーションの作成

  • ロードボタンから初期データのファイル「C:\TEST\chutoK3\A0.sphi」を読み込みます(下図参照)。





  • 垂直断面ボタンをクリックしコンター図を作成し、スタイルをShading、最小値を10、最大値20にします(下図参照)。





  • 非定常ボタンをクリックし、終了ステップ数を9、アニメーションの保存をTrueにして再生ボタンをクリックします。 (下図参照)。これにより、開始ステップ0から終了ステップ9までのデータが連続的にロードされ、 アニメーションを動画ファイルとして保存することができます。 なお、動画ファイルを保存する時、保存フォルダの中に各ステップ毎の静止画がjpgファイルとして自動的に保存されます。








 

 

 

 

 

 


 


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