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チュートリアル2:3次元計測データの可視化

このチュートリアルでは、次のような9点の3次元の計測データからコンター図を作成します。








入力データの作成

上図の9点についての温度と湿度の計測データを、エクセルを使用して次のような書式で作成し、CSV形式で保存します( この書式についての詳細な解説は、こちらをご参照ください)。 このファイルはここからダウンロードできますので適当な名前で保存してください。
※追記:速度ベクトル用の変数(XVEL,YVEL,ZVEL)を追加したサンプルデータを作りましたので、 必要あればここからダウンロードしてください。 ベクトルの表示方法は、チュートリアル4をご参照ください。






入力データの読み込みとコンター図作成

  • 「ツール」メニューの中の、「Kriging」をクリックします。
  • 起動したダイアログボックスで、「CSVファイルの選択」の右端にある「選択ボタン」で、上で作成した入力データを選択します。
  • 「SPHIファイルの指定(保存用)」の右端にある「選択ボタン」で、保存用のSPHIファイル名(任意)を入力します。
  • 「OK」ボタンをクリックします。これで補間データの作成が完了しました。
  • コンター図を作成するに、垂直断面ボタン(下図参照)をクリックします。
  • Z=0.2の垂直断面コンターを表示するために右のプロパティウインドウの「方向」リストメニューで「Z」を選び、Zの値を0.2にします(下図参照)。
以上で次のようなコンター図が表示できます。

 

・コンター断面に表示する変数を変更したい場合は、右のプロパティウインドウの中の 変数リストから変数を選びます。ここでは「湿度」を選びます(下図参照)。

 

・作成した垂直断面コンター図を非表示にする場合は、ツリー上で選択後、右クリックして「非表示」を選びます(下図参照)。

 

任意断面機能を使用したコンター図の作成

  • 斜めのコンター図を作成する場合は、「任意断面」を使います(下図参照)。
  • 「任意断面」をクリックし、右のプロパティウインドウの「回転角度Y」に45を入力します(下図参照)。

 

等値面の作成とアニメーション表示

  • 上記で作成した任意断面コンター図を非表示(ツリー上で右クリックして「非表示」を選択)し、等値面を作成してみます。
  • 「等値面」をクリックし、右のプロパティウインドウの「値」を変更するとその値の等値面を作成できます(下図参照)。
  • アニメーションの再生ボタンをクリックします。 現在の「値」から最大値まで値が変化し停止します(下図参照)。
  • 「保存」を「True」にした状態で再生ボタンをクリックするとアニメーションを保存できます(下図参照)。
  • 再生ボタンをクリックしても何も起きない時の原因は、「値」が既に最大値に達している可能性が高いです。 このような場合は、値を最小値-最大値間の適当な数値に変更してください。

 

セルマップの作成

セルマップを作成します。セルマップの詳細はこちらを参照してください。
  • まず、上記で作成した等値面図を非表示(ツリー上でIsosurface1を右クリックして「非表示」を選択)にします。
  • 「セルマップ」をクリックしてセルマップを作成します(下図参照)。
  • 右のプロパティウインドウ内の半径係数3と表示頻度4とします(下図参照)。

 

プロジェクトの保存

ここまでの設定を全て保存し、再び開きたい場合は、ファイルメニューの中の「プロジェクトを保存」と「プロジェクトを開く」を使用してください。 また、同じ条件の(変数が同じでかつ格子数が同じ)他のデータで、現在の設定を適用したい場合は、「ポスト設定を保存」で現在の設定を保存し、 適用先のデータを読み込んだ後に「ポスト設定を適用」を使用してください。

 

 

 

 

 

 


 


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