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チュートリアル1:2次元計測データの可視化@

このチュートリアルでは、次のような2次元平面上の5点の計測データからコンター図を作成します。
このチュートリアル使用するデータは、ここからダウンロードできます。






入力データの作成

上図の5点についての温度と湿度の計測データを、エクセルを使用して次のような書式で作成し、CSV形式で保存します( この書式についての詳細な解説は、こちらをご参照ください)。 このファイルは、冒頭でダウンロードしたデータの中の「2d2.csv」です。






入力データの読み込みとコンター図作成

・「ツール」メニューの中の、「Kriging」をクリックします。
・起動したダイアログボックスで、「CSVファイルの選択」の右端にある「選択ボタン」で、上で作成した入力データを選択します。
・「SPHIファイルの指定(保存用)」の右端にある「選択ボタン」で、保存用のSPHIファイル名(任意)を入力します。
・分割数でカスタムを選びNX、NY、NZをそれぞれ40、40、1と入力します。なお、分割数は、通常はデフォルト設定で良いですが、体験版だと分割数の上限が40という制限があり、 製品版と結果が少し異なってしまう(粗くなる)ため、ここではあえてカスタムを選び分割数を指定します。
・「OK」ボタンをクリックします。これで補間データの作成が完了しました。
・コンター図を作成するために垂直断面ボタン(下図参照)をクリックします。
・ビューを垂直に表示するために垂直ボタン(下図参照)をクリックします。
・ラインコンターを作成するために、右のプロパティウインドウの「スタイル」リストメニューの中の「line」を選びます(下図参照)。

以上で次のようなコンター図が表示できます。




コンターラベルの表示

コンターラベルを表示したい場合は、右のプロパティウインドウの「コンターラベル」表示をTrueにします(下図参照)。 見えにくい場合は、「コンターラベル」の中のプロパティ(表示頻度A、表示頻度B、フォントサイズ、小数点以下など)を変更して見やすい状態に調整してください。




背景色の変更と地点名テキストの変更

背景色やドメイン枠線の色、地点名の文字サイズを変更したい場合は、左のツリーのScene1ノードを選択し、そのプロパティで変更できます(下図参照)。




ドメイン枠に目盛(スケール)を表示する

左のツリーのScene1ノードを選択し、目盛のプロパティで変更できます(下図参照)。




DXFデータの読み込み

CADデータを読み込む場合は、ファイルメニューの「CADデータ読み込み」をクリックします(下図参照)。 ここではDXFファイルを読み込んでみましょう。データは、冒頭でダウンロードしたデータの中の「Drawing1.dxf」を使用してください。


※注意:ご自分のケースで、DXFファイルの読み込みが上手くいかない場合は、こちらの情報をご参照ください。




特定領域を非表示にする

基本形状のCADデータ(STL)を読み込み、それを配置することで特定領域を非表示にしてみましょう。 データは、冒頭でダウンロードしたデータの中のshapesフォルダの中にある「wege.stl」を使用します。 ファイルメニューの「CADデータ読み込み」からこのデータを読み込んでいきましょう。 形状インポート設定ダイアログで、Scaleは、0.5としてOKをクリックします(下図参照)。 この状態では、違和感があるので次に色を変更しましょう。
※このshapesフォルダは、Visualizer Proをインストールしたフォルダの中にも同梱されています。 この中には、立方体や円柱などの様々な基本形状ファイルが入っています。 非表示にしたい領域の形に応じて使い分けてください。







形状の色を背景色と同じにする

読み込んだ形状をダブルクリックし、右サイドのプロパティメニュー の中にある色を背景色と同じ白に変更します(下図参照)。











ライトの調整

表示された色に違和感を感じる場合は、ツリーの中のScene1を選択し、 ライトの設定を変更してみてください。







塗りつぶしコンター上に等高線を表示する

形状を非表示にし(ツリーの中のwege0を選び、右クリックしてポップアップメニューを表示し、非表示を選択)、コンターのプロパティを下図のように設定します。 この時、背面にあるdxfの平面図を表示したい場合は、不透明度(下図参照)を100未満の値にしてください。ただ、平面図とコンターを同時表示する場合は、 最初に作った、lineスタイルの方が見やすいでしょう。



 


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